庭の周りに目隠しフェンスをつくってみた 1
わが家の庭周りは、柘植(つげ)の生垣で囲われているのですが、
そのうちの何本かが病気の為か、枯れてしまいました。
新しい柘植と入れ替えることも考えて苗木を育ててみたところ
地盤が固いのかあまり生育が芳しくありません。
ということで、柘植の生垣には見切りをつけ、木材を使って
目隠しフェンスを作ることにしました。
このDIYを始めたのは2017年の5月なのですが、
動画は勿論、写真もあまり撮らずに進めてきたので
作業としてやったことを箇条書きにします。
○基礎ブロック敷設
・ブロックの調達(1段敷設で約80本)
・外周部の水平確認
・チョークラインで墨つけ(目印線を引く)
・外周部にドリルでアンカー用穴あけ
・ケミカルアンカーを挿入
・切断した異形鉄筋を立てる
・水糸を張って、水平の基準線をつくる
・セメント・砂・水を混ぜてモルタルを作る
・モルタルをナマコ状に2列置いてブロックを並べる
・水糸と水平器でレベルを確認しながら金槌で調整
・鉄筋が立っている部分にモルタルを充填
こんな感じに1段で並べました。
ケミカルアンカーで鉄筋を立てました。
ケミカルアンカーの使い方はこんな感じです。
間違って設置した鉄筋を切断した跡です。
水平を出すのに測量するのも、ブロックをモルタルを敷設するのも、
建設業の叔父に頼りっきりでした。職人さんってすごい。
モルタルをこねるのも重労働だし、水糸の張り方、鏝の使い方、
どれをとっても即席でできることじゃないですね。
道具と経験なしにやろうとすると、結構大変だと思います。
○アルミ柱設置
・用意したアルミ柱が太いので切断
・抜け止めにボルトを挿しておく
・柱はすべて裏側に水抜き用の孔を同じ位置に空ける
・モルタルが付くと白くなるので柱は養生しておく
・ブロックの空いている孔に立てる
・動かない様にくさびを挿しておく
・ブロックの天端も汚れないように養生する
・モルタルを充填
・鏝(こて)を使って天端を均す
・道路などに落ちたモルタルは良く洗う(白くなっちゃう)
アルミ柱をこんな風に孔に挿します。すでに白いモルタルで
埋まっている部分に、アンカーで挿した鉄筋が立っています。
この鉄筋がブロックが転倒するのを防ぎます。
アルミ柱を立ててみた様子です。
モルタルで柱が汚れるのを防止するために緑の養生テープで
巻いています。木片は固定の為のクサビです。
モルタルを充填します。汚れ防止に養生もしています。
セメントにも依りますが、モルタルは乾くとかなり白くなります。
天端をならすのは、妻がやりました。私より上手いので・・・。
28m分の柱を立て終わりました。
施工中に周りにモルタルを落としたりするのですが、
良く洗わないと白残りしちゃうので注意です。
いつまでも叔父に頼れないので、このへんの作業は自分でやりました。
やっぱり重労働なのはモルタルを捏ねる作業でした。
攪拌機を使わずスコップでコネコネするのは炎天下ではキツイかった。
鏝の使い方もなかなか慣れなくてもどかしかったんですが、
試に妻がやってみると、私より遥かに上手・・・。
私が粗くモルタルを流し、妻が均すという手順で28m作業しました。
○木枠設置
・防虫防腐加工SPFの2×4材を用意しカットする
・浸透系の塗料ウッディガードを2回塗りする
・塗装後の2×4材をアルミ柱の側面にビス止め
・腐食対策として、柱材はゴムシートの上に置く
・同じく防虫防腐SPF2×4材を2回塗り後に二列渡す
車のキャリアに木材を積んで帰ってきたところです。
長尺の方が安いので、4mほどの長さのものを買ってきます。
ちなみにキャリアは自作です!(イレクターパイプというもので作りました)
木材を2回塗りしたら、このように木枠を作りました。
アルミ柱の側面に立てた柱の下部にはゴムシートを置きました。
モルタル天端に直接触れていると、水ですぐ腐食しそうなので。
防虫防腐加工を施したSPFのツーバイフォー材で枠を作りました。
塗料は2回塗りしていますが、もともとSPF材は耐腐食性が低いので
まめに塗装するか、数年で更新しないといけません。
コスト面や施工のしやすさなど考慮してSPF材を選びましたが、
長期的な耐久性を考慮するなら、他の木材を選びましょう。
レッドシダーとか、各種ハードウッド系の木材ですね。
と、ここまでが目隠し板を張る前の前準備になります。
続いて、板張りの作業になりますが、それは次の記事で。
https://www.yamashin-grp.co.jp/oyakudachi/2018/07/20/24196/
最後の9m部分の作業の様子はYoutubeで公開中です。
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