鍵穴レスキューⅡでスムーズに改善!!

玄関ドアの鍵穴に鍵が挿しにくくなってきました。

uvs180521-001築25年ほどになる家の玄関ドアです。
7~8年前に一度メンテナンスをした記憶がありますが、
その後はこれといって何もしていない鍵穴です。

uvs180521-004ドアの上下に各1個、計2個の鍵穴(錠前)があります。
上の方は問題ないのですが、下の方がダメです。
鍵を挿しても途中で止まってしまいます。

uvs180521-005止まったところで、鍵を小刻みに揺らせば
なんとか最後まで入ってくれる感じです。

uvs180521-006こんな時は、鍵穴レスキューⅡを使います。

エタノールが鍵穴の内部を洗浄して、同時に
ボロンという粉体潤滑剤を内部に行きわたらせます。

uvs180521-007では実際に使ってみましょう。
よーく振ってから使います。振るとカラカラいいますが、
これは撹拌用のボールが中に入っているからです。

塗料などでもそうですが、スプレー缶などで振るとカラカラと
音がするものは、必ず振ってから使いましょう。
内部の成分と噴霧用のガス(LPG)をよく混ぜるためです。

uvs180521-008チューブノズルを取り付けて噴射します。
0.5秒程度スプレーして、2~3分待ちます。

そして、鍵を挿してみると・・・

uvs180521-009すんなりと、全然抵抗なく鍵が挿入できるようになりました。
鍵穴レスキューすごいな。本当にスプレーしただけなのに。

あとは数回鍵を作動させればOKです。白い粉がはみ出して
いたら、布でふき取っておきます。

uvs180521-010実際どんな成分が噴射されているのか気になったので、
新聞紙に吹き付けてみました。

uvs180521-011エタノールが数分で乾いて、残ったのは白色の粉。
これが窒化ボロンですね。
指で触ると、すごくサラサラしているのが分かります。

uvs180521-012
uvs180521-013使い方を載せておきます。

最後に、鍵穴がしぶくなったときにやってしまいがちな
ミスについてお知らせしましょう。

潤滑というと最初に思いつくのはクレ5-56ではありませんか?
わが家にも2本くらい常備してあります。

uvs180521-014金属の潤滑や簡易なサビおとしとして活躍する5-56ですが、
この鍵穴にはあまりおすすめしません。

潤滑性をある程度の期間確保するため、5-56は噴射面に
油分を保つようになっています。グリスほどではないですけど。
この油分が、ゴミ・ホコリ・金属カスを捕まえてしまうのです。

鍵穴のような密閉空間にゴミが集まって残ってしまうのは
動作不良の原因となることを知っておいてください。

どんなモノも適材適所ということですね。

この様子は山新公式のYoutubeチャンネルで動画配信しています。
よかったらぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=V9QZt0i-Z44&t=37s

この記事がどなたかのご参考になれば幸いです。