ティピー型テントをたててみた

5月になると、夜に冷え込むことは少なくなります。
また、虫もまだ少ない時期なので、絶好のキャンプシーズンです。

そこでご紹介したいのがコレです。
2017年に発売されたティピー(ワンポール)型テント
「コールマン エクスカーションティピ 325」。

キャンプ初心者の方が一番心配なのは、
「現地で本当にちゃんとテントをたてられるか?」
ということでしょう。

ワンポールタイプのトンガリ系テントは、
非常にカンタンに設営できて、風に強いという特徴があります。

一度立てたら、2回目からはたぶん説明書は不要になる
というくらいシンプルな設営方法です。

とはいえ、試し張りもしないでキャンプ場に乗り込むのは
やはり不安がありますので、ここで流れをご紹介します。

実際に弊社店舗の空きスペースでたててみました。
テント設営は予習が大切。ぜひご覧ください。

uvs180521-0021:インナーテントを広げます
まずインナーを広げる際、前後向きがあるので確認します。
入口メッシュ部分に白いコールマンのマークがあるので
それが前方になります。

設営するキャンプ場の場所(サイト)をよく見て、
どの向きに入口を配置するかイメージしましょう。

風があるときは、入口は風下に向けたほうが良いです。
突風による破損や、焚火の煙が入り込むことを防げます。

テント自体を長持ちさせたいので、テントの下には
グランドシートを敷きました。

グランドシートは#4000という厚手のシート。
いわゆるブルーシートの厚いタイプです。
水分はほとんど通しません。

uvs180521-0032:ペグをうって固定します
このテントだと、とりあえず6ヶ所にペグをうちます。
ペグとは地中に打ち込む「杭」の事。大きな釘みたいです。

ペグは基本的にテントに付属していますが、たいていは
比較的柔らかい地面を想定した細いスチールペグか
プラスチック製のペグです。

設営する場所にあわせてさまざまな種類があります。
私は鍛造ペグという頑丈なものを使っています。
ちょっと高価ですが、地中に石があってもしっかり打ち込めます。

※鍛造ペグ「村の鍛冶屋エリッゼステーク」のご紹介動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=x8WQQE_SIiQ
 
uvs180521-0043:センターポール(メインポール)を組み立てます
このテントの大黒柱です。収納時は折りたたんであって
設営時に繋いで使います。バラバラにならないように
ポール内部にはゴムのコードが通してあります。

ポールには上下があります。LEDライトなどを
吊り下げられるフックがついているので
そちらを上にして下さい。

uvs180521-0054:センターポール(メインポール)をたてます
インナーテントの頭頂部にポールの先を合わせて
ヨイショッとテントを持ち上げます。床にはポールをたてる
受け部品があって分かりやすいです。

基本的に、インナーテントはこれだけで自立してしまいます。
慣れてきたら、ここまで5分とかからないでしょう。

uvs180521-0065:前室用Aフレーム(フロントポール)を取り付けます
Aフレームも折りたたまれているので組み立てます。
インナーテントの両サイドに黄色の受け部分(テープ+ピン)が
あるので、ピンにAフレームを差し込みます。

黄色のテープはペグをうって固定します。
このAフレームは、一般的なワンポールテントにはありません。
これのおかげで、雨に対して強いテントになります。

uvs180521-0076:アウターテント(フライシート)をかぶせる
アウターには前後向きがあります。
大きなコールマンのロゴが前側の目印になります。

その目印の上部1ヶ所と、とんがり部分2ヶ所の計3か所に
通気用のベンチレーターがあります。
つっかえ棒が付いているので、先に立てて開放しておきます。

アウターの裾にはゴムのリング(ラバーループ)があります。
インナーを固定しているペグに引掛けるのですが、この時、
リングを2重にしてから引掛けましょう。

uvs180521-0087:アウター(フライ)にAフレーム(フロントポール)を固定する
アウターにはフレーム固定用のマジックテープが付いているので
フレームを巻くように留めて固定します。

入り口部分と背面部分にもゴムのループがついています。
この位置にペグをうって、ひっかけます。

これで、前室と後室ができます。
前室は比較的広いので、脱いだ靴を置いておけます。

この前室がエクスカーションティピの特長です。
これが無いと、雨天時には脱いだ靴が濡れてしまいます。
そもそも前室のないワンポールテントだと、
出入りに出入り口を開けると雨が侵入してしまいます。

uvs180521-0098:耐風用のロープ(ガイライン)をはります
好天に恵まれ風もないなら不要ですが、基本的には
ロープを張った方が良いです。

テント部にロープを結ぶ際は、「もやい結び」が使われます。
輪の大きさが変わらない結び方で、覚えておくと便利です。
また、ロープは「自在」という部品でテンションが変えられます。

ロープは耐風性を高める目的の他に、
インナーとアウターの間に空間を作る目的があります。

寒い時期にはインナーとアウターが接触すると
テント内部で結露が発生する原因になるからです。
このテントには接触回避のため、インナーテントを引き絞る
ロープも標準で装備されています。

uvs180521-0109:完成です
ロープをすべて張っても15~20分程度で設営できると思います。
1人だって全然難しくないですよ。
広さは夫婦+子供2人なら十分なサイズだと思います。

寝室はこれで完成なので、リビングとしてお手持ちの
クイックシェードなどを置けば、立派なキャンプサイトの完成。

スマートにテントをたてて、周りからの尊敬のまなざしを
体いっぱい浴びましょう!

山新公式Youtube動画でもご紹介しています。
ぜひご覧下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=LmGy312Jk8M

この記事がどなたかの参考になれば幸いです。

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