白熱球を電球形蛍光灯に交換しよう!
電球形蛍光灯、もうお使いですよね!
リビングやダイニングのペンダントライトなどで、よくお使いいただいて・・・
え?まだ使ってない?今も白熱電球をお使いですか?
白熱電球と同じくらいの明るさでありながら、電気代は
1/3~1/5にできて、そのうえ寿命が3~6倍だから
交換の手間も減るという、あの電球形蛍光灯をお使いでない?
それなら、これまでその存在すら知らなかったというアナタに
電球形蛍光灯って何なのか、ご説明します!
電気代だけでなく環境の為にも、ぜひ読んでいってください。
画像左の白熱電球は、内部のフィラメントが発光することで明るくなります。
右の電球形蛍光灯は、その名のとおり中身は蛍光灯なんです。
蛍光灯のほうが白熱電球よりも電気代がかからないイメージは
なんとなくお持ちかもしれません。たしかに、同じ明るさなら
蛍光灯のほうがはるかに消費電力が小さいのです。
その蛍光灯を使って、白熱電球の代替として作られたのが電球形蛍光灯。
ですから、白熱電球が使われていた場所であれば、大抵の場合
そのまま電球形蛍光灯を取り付けることができます。
以前の電球形蛍光灯はすこしサイズが大きめでしたが、
内部のスパイラル形状が採用されてから、白熱電球と
比べてもほぼ同じ大きさになりました。
取付部は「口金」と呼ばれ、ネジ状でキュッキュッと回して取り付けます。
口金が同じですから、代替照明として使用できるわけですね。
さて、白熱電球の代わりとして使えることはお分かり頂けました?
では、冒頭に書きました、気になる性能についてご説明しましょう。
まずは、下の表をご覧ください。
1年間使用した場合の、白熱球と電球形蛍光灯の比較表です。
電球本体の価格と電気代をあわせて考えた表になっています。
左側の二つの棒グラフは、一日6時間点灯した場合。
右側の二つの棒グラフは、一日2時間点灯した場合です。
白熱電球の寿命は、約1000時間。一日に6時間点灯する場所だと、
だいたい半年に一回交換する必要があります。もし高い位置にある
照明器具だったりすると、交換回数が多いのは結構手間ですね。
電球形蛍光灯は、上の画像のタイプだと寿命は約6000時間。
一日に6時間点灯する場所だと約2年半は交換が不要です。
つまり、一日6時間点灯する場所で一年間を考えた場合、
白熱電球は3個必要になります。電球形蛍光灯は1個で済みます。
白熱電球はだいたい1個100円ほど。それに対して、
電球形蛍光灯は、1個800円ほどと考えられます。
初期投資はとても価格差があるように感じますが、表でわかるように、
照明をつける時間が長い場所ほど、電気代ですぐ取り返せます。
計算してみると、一日2時間点灯している照明器具であれば、
白熱球よりも電球形蛍光灯を取り付けたほうが、コスト的に安く、
交換の手間が省けることがわかるかと思います。
こんな照明器具で、60Wの電球が5個ついていたとしたら、
一日6時間点灯させた場合、5個とも電球形蛍光灯に替えるだけで
年間1万円も安上がりに! しかも2年半は交換不要。
そして、中身が蛍光灯ということは、画像のような普通の蛍光灯
のように色が選べるということです。一般的に3色ほどあります。
色見本は、左から 昼光色・昼白色・電球色 と呼びます。
ちょっと文章ばかりの記事になってしまいましたね。
でも、とっても省エネで環境にやさしい照明だということが、
分かっていただけたかと思います。
とってもいい商品なんですが、やはり注意点もあるので、
メリットとデメリットを両方箇条書きで書いてみます。
当然、LED電球はどうなんだ?という話は出てくると思いますが、
LEDの光の指向性などを考えると、白熱電球から違和感なく
交換できるのは、やはり電球形蛍光灯だと思います。
120年ほど前、日本で初めて電球を作ったのが白熱舎。今の東芝です。
その東芝さんは、2010年3月を持って、白熱電球の生産を終えています。
地球の環境を考え、二酸化炭素削減の為にも、電球形蛍光灯や
LED電球に置き換えていこうという考えているからだそうです。
数年前に比べると、とても手ごろになった電球形蛍光灯。
今度ご自宅の白熱球が切れたら、そのときがチャンスですよ!
電気代節約のため、手間軽減のため、そして環境のためにも、
省エネになる電球形蛍光灯をおススメします!!