プランター家庭菜園を始めます! vol.7
朝顔もキレイに咲いています。夏真っ盛り!!
さて、前回のvol.7では、アブラムシの脅威にさらされて、
我が家のキュウリの花は落ち、実はならないという状況に。
あまり殺虫剤の類は使いたくないという、私の変なこだわりもあり、
これで家庭菜園のロングタームリポートも終わりになって
しまうのかと不安にもなったわけですが・・・。
私の先生である園芸担当者と相談をして、やはり
「いわゆる殺虫殺菌剤」を使ってでもアブラムシを退治して、
キュウリ栽培を続けることにしました。
さて、そうと決まれば何を使おうか?
選んだのはコチラ。「モスピラン・トップジンMスプレー」です。
担当者は「オルトランが定番。使うならオルトランでしょ」と言うのですが、
なんとなくこの殺虫殺菌剤に惹かれて選んでみました。
見えるでしょうか?このスプレーは収穫前日まで使えるんですね。
コチラは浸透移行性剤なので、長期間アブラムシに効きそうです。
はて?浸透移行性剤ってなんでしょう?それは・・・
植物の根や葉から薬の成分が吸収され、植物体内を移行する薬剤です。
葉自体が殺虫効果を持ち、害虫を退治することができるそうです。
しかも、虫だけでなく病気の予防にも効果があるそうです。
使うとなればやりますよー。葉裏のアブラムシに向けてシュー!!
以前のデンプンスプレーのようにアリは逃げまどいます。
きゅうりの花弁の裏に付いたアブラムシにもシュー!!
あまりたくさんは使いたくない気持ちがあったので、キュウリのつる
全体に吹き付けることはせず、アブラムシをピンポイントで狙います。
スプレーをしている時点ではキュウリの実は一つもできていない状況。
さて、浸透移行によって今後どれだけ駆除・防除されているでしょう?
スプレーしてから1週間後…
画像で分かるでしょうか?
またたくさん花が咲き、実が成りだしました!!
いや、ちょっと、嬉しさのあまり涙が…。
ホントにあれだけいたアブラムシの姿が見えません。
浸透移行による害虫駆除の効果がここまでとは…(驚)。
3mの高さまで伸びた左の苗は、赤丸のところで親づるを摘芯したんですが、
その近くの子づるが太く伸び出し、そこには早速花が咲き実がなりました。
(赤丸の部分が摘芯した親づるです。)
左の苗より3日早く、私の身長位で摘芯した右の苗は、摘芯した親づるより
子づるの方がずっと太くなり、やはり実がなっていました。
(赤丸の部分が摘芯した親づるです。)
結果的にモスピラン・トップジンMスプレーを散布後、
ほとんどアブラムシが付かず、花も順調に咲きました。
いいぞ!モスピラン・トップジンMスプレー!!
すごいぞ!アブラムシをやっつけた!
えらい!モスピラン・トップジンMスプレー!
商品名がやけに長いぞ!
子づるが成長するタイミングとも重なったのか、
10本前後の実が一気に育ちだしました。やー、嬉しいですね。
一時は本当にあきらめなきゃいけないかと思ったんですよ。
アブラムシがつくとあんなに色あせてしまった黄色い花も、
普通に育てば、こんなにきれいな黄色だったんだと再度実感しました。
右・左どちらの苗も順調に、たくさん花をつけています。
また実がなる下地が整ったわけですから、肥料をあげないといけません。
これまで使ってきた「らくちんバイオ」だけでもよかったのかもしれませんが、
有機+化成の効果をうたった肥料も使ってみることにしました。
だって、「野菜がぽんぽんとれる…」って書いてあるんですよ、コレ。
ポンポン取れたら、そりゃー嬉しいじゃないですか。
「有機+化成」ってところに、また私の変なこだわりが垣間見えます。
ご覧のように、らくちんバイオを土全体にかけてから、
有機+化成肥料の粒剤をパラパラッと撒いてみました。
これで、実がなっても当分は肥料切れにはならないでしょう。
そして数日後には…
十分な水と肥料で、まっすぐと伸びたキュウリにまた会えました。
新聞の集金のおばさんに「りっぱでしょ?」と見せてやりたい!
モスピラン・トップジンMスプレー散布から10日程経ったキュウリは、
すでに6本の収穫となっています。子づるもすくすくと育っているので
まだまだ収穫は続きそうです。
再度収穫できたキュウリを使って、最近では浅漬けを楽しんでいます。
太くてしっかりした実なので、食べごたえもありとってもうまいです!!
さてさて、なんとか殺虫殺菌剤を利用して続けることができた家庭菜園。
立秋を過ぎてお盆、そして夏休みも後半に向かいます。
このままどこまで育てていけるんでしょう。
もうアブラムシの心配はないでしょうか?うどんこ病にもかからず行けるかな?
どうぞvol.8をご期待下さい。