プランター家庭菜園を始めます! vol.8

立派なキュウリです。塩もみしてガブリ!

これが一番ウマイのに気付いた今日この頃です。

     

   

さて、8回目となりました家庭菜園のリポートです。

2010年8月は、まさに異常な暑さの夏となりましたね。

  

ここ北茨城市は、夏は関東平野の水戸と比べて

気温が3~4度は低いのが通例です。

単純に北に位置しているからというわけではありません。

   

西には阿武隈山系の山々がそびえたち、東は親潮と黒潮が

交わる潮目がある鹿島灘、という土地条件だからこそ

夏は涼しく冬温かいという、非常に過ごしやすい気候なのです。

   

それが、お盆を過ぎた8月後半でも、日中は35度に迫る猛暑。

例年ではありえなかったと思います。

この暑さのせいでしょうか、キュウリにも思わぬ事態が…。

   

    

   

前回は浸透移行性殺虫剤のお世話になり、無事アブラムシを駆除。

その後の収穫で、一番上の写真のような収穫となりました。

   

アブラムシの駆除以降、追肥や十分な水やりのおかげか、

結果的には短期間に11本も収穫することができたんです。

結果的に11本…。結果的に…。

   

 

  

一気に実がなったキュウリですが、その後ご覧のように

花は咲くもののパタっと実がならなくなりました。

花の数も圧倒的に少なくなってしまいました。

   

またアブラムシ?いや、そうではないようです。

萎れていく花にアブラムシは見当たりません。

   

全体はご覧のようになっています。  

この暑さのせいもあるんでしょうか、下の方が一気に葉が萎れてきました。

水は十分にあげているんです。やはり、確証はないのですが気温が原因かと。

   

上部の方は、いまだ子づる・孫づるが伸びようとしています。

ただ、そのつるの節から花が咲かず、花が咲いても実になりません…。

   

ちいさいのですが、分かるでしょうか。

ほそーいキュウリのようなものが、萎れています。

この状態で、大きく実が育たず、花は色あせ、落ちてしまいます。

   

知り合いのカメラマンさんに、接写用のレンズアダプタを借りたので

思い切り寄って撮影できました。

ご覧のように育たない花・実ばかりなんです。

   

目に見えて、キュウリが弱っていくのが分かります。でも、

どうやって、弱っていくのを止めたらいいのか、分かりません。

化成肥料や液肥で追肥もしてみましたが…ダメです。

   

私の先生である園芸担当者とも相談してみました。結論は…

終わり」が来てしまったようです。

    

8月末現在で、なっている実はこれが最後です。

これが、通算38本目のキュウリです。

最後かもしれないのに、とてもいびつな出来となってしまいました・・・。

 

       

園芸の担当者からは、今年の暑さの中、ここまで引っ張れたことが

十分の出来だと評価されました。ちょっと報われますね。

   

そういえば、最後にたくさん実がなった時には、新聞の集金のおばさんも

「まだなってるんだねぇ」と驚いていたそうです。

いや、9月まで育てたかった気持ちもあるんですけどね…。

   

   

次回は、キュウリの苗を植えるところから最後までを振り返ってみます。 

   

今後ですが、野菜ができることの喜びをまだまだ子供に味わってもらいたいですし、

このままプランターを捨ててしまうわけにもいきません。

今あるものを使って、なにか別な野菜を育ててみる計画です。